■ 高輪築堤跡 (たかなわちくていあと)
この遺構は、明治5年(1872年)に新橋〜横浜間で開業した日本初の鉄道の一部として、東京湾の浅瀬に築かれた鉄道敷設の遺構です。2019年の発見以降、国史跡に指定され、保存と活用が進められています。
現地では、ARやVR技術を活用した鉄道開業当時の景観再現や、欠損部の築石、バラスト、レール、橋梁などの再現が検討されています。
また、「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくりの一環として、情報発信施設の整備も進められています。 2023年には、発掘から解体の記録、今後の活用策をまとめた冊子「文明開化の『鉄の路』」が発行され、保存運動が続けられています。 現在は一般公開されていません。
AR(Augmented Reality)とは、スマホなどのカメラを通して、現実世界の映像にデジタル情報を重ね合わせることで、あたかも情報が存在しているかのように見せる技術です。
VR(Virtual Reality)は、完全な仮想空間を作り出す技術で、専用のゴーグルを装着することで、視覚や聴覚などを使ってあたかも現実ではない場所にいる感覚が得られるものです。 (JR東日本
広報室) |
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