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永井 路子 歴史小説家。本名、黒板擴子(ひろこ)。古河、鎌倉両市の名誉市民。
都内本郷に生まれ、3歳で古河市に転居して、当地で育つ。茨城県立古河高等女学校~東京女子大学国語専攻部~東京大学で経済史を専攻。 1949年、歴史学者の黒板伸夫と結婚。同1949年小学館入社、「女学生の友」や「マドモアゼル」等の編集に従事。編集に関わりながら、筆名・永井路子として歴史小説を書く。編集者としても有能で、担当した作家には松本清張や司馬遼太郎がいた。1961年、小学館を退社して文筆に専念。鎌倉市に転居して1964年、「炎環」で直木賞を受賞する。続いて、1984年、中世を題材にした作品で歴史小説に新風をもたらしたとして菊池寛賞を受賞。
戦前から戦後の移り変わりを体験し、歪められた歴史を多くの資料と説得力のある文章で覆し、評価を得る。これまで考えられてきた歴史人物像、歴史事件等を見直し、歴史の影に隠れ見落とされがちな女性に焦点を当てた作品が多い。NHK大河ドラマの「草燃える」「毛利元就」では、彼女の原作が使用された。
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正定寺 |
正定寺 正式には證誠山等持院正定寺と云う。
鎌倉時代に創建された寺で、初代鎌倉公方・足利基氏を大旦那としたという由緒を持つことから、足利氏との関係く、寺の院号「等持院」は足利尊氏の院号の使用を許されている。江戸時代に入ってから、古河藩領となり、大老・土井利勝が入封して、当寺を菩提寺にしたことで庇護を受けて栄えた。本堂には薬師如来を安置し、疱瘡の守本尊として信仰されるようになった。 |
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土井利勝
土井利勝は、幼少の頃から德川家康の側近として仕え、成長してから二代将軍徳川秀忠の小姓となりました。関ヶ原の戦いでは秀忠に従い、殿(しんがり)を務める活躍をしました。秀忠が第二代征夷大将軍に就任すると、利勝は老中に就任し、江戸で幕政に本格的に参画しました。大坂の陣では秀忠の下で参戦し、酒井忠世とともに全軍の参謀を務めました。また利勝は秀忠の使いとして、駿府にいる家康との連絡係も務めています。大坂夏の陣では東軍の参謀として参戦して勝利に貢献します。大坂の陣のあと、大御所・家康が没し、秀忠が実権を握ると、利勝の権勢は絶大なものとなります。松平忠輝の改易、家康への神号勅許、日光山への改葬など幕府権威の向上に尽力するとともに駿河大納言事件や加藤家・越前松平家改易でも果断な建策を家光に行い、幕藩体制を盤石なものにさせることに献身しました。 寛永15年(1638)には、大老に昇進し、下総古河十六万石の大名となりました。1644年没。享年72歳。 |
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妙光寺 |
妙光寺
日蓮宗の寺院。鎌倉時代後期の正応元年(1288)に千葉阿闇梨(あじゃり)日胤が開基し、江戸時代初期に現在地に移された。境内には、江戸幕府初代将軍徳川家康の側室だったお万の方(蔭山殿)の遺骨が分骨された墓がある。 |
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鷹見泉石邸宅 |
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長谷観音 |
長谷観音
長谷観音は、古河公方ゆかりの真言宗豊山派の寺院。正式には、山号を明観山、院号を観音院、寺号を長谷寺という。戦国時代の明応2年(1493)、初代古河公方の足利成氏が古河城の鬼門除けとして、鎌倉の長谷寺から十一面観世音菩薩立像を勧請し、堂舎を建立したことが起源である。江戸時代には、歴代古河城主の祈願所ともなった。文政13年(1830)頃に書かれた「古河志」には、大和(奈良)および鎌倉にある長谷観音と並び、「三長谷」と呼ばれていると紹介されている。明治初年(1868)、神仏分離令の影響で廃寺となり、八間四面の本堂も破壊されたが、大正3年(1914)、有志の寄付により元の地に再興された。。日本三大長谷観音の一つとされる由来としては、一本の楠から大和・鎌倉・古河の長谷観世音像が彫られたとも口伝されている。 |
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古河公方と称した足利成氏
古河公方の起こりは、1338年京都に幕府を開いた将軍足利尊氏が関東地方を治めるために子の基氏を鎌倉府の長官である鎌倉公方として派遣しましたが、その後、鎌倉公方4代持氏が京都の将軍家と対立、1439年、6代将軍義教と一戦を交えました。その結果、鎌倉公方は破れ、持氏は自害させられました。その後、生き残った持氏の子成氏が許されて鎌倉公方に就任しましたが、再び幕府に反旗を翻し、1445年鎌倉から古河の地に居城を移したことにより、古河公方と呼ばれるようになりました。古河は足利氏とのつながりが深く、中世東国社会の政治文化において重要な位置を占めてきた古河公方の拠点となりました。爾来120年余りにわたって古河公方は、東国一円を支配する役割を占めてきました |
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おつかれさまでした! |
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