源実朝 歌碑
 鎌倉国宝館前
山はさけうみはあせなむ世なりとも 君にふた心わがあらめやも
山が裂け、海が褪せ干上がってしまうような天変地異で どんな世の中になってしまったとしても
私の忠誠心は二心なくただ一筋に君に捧げて、変わることがありません。    (金槐和歌集)
・ 「金槐」の「金」は「鎌倉」の「鎌」の偏、「槐」は「槐門」(大臣の位)の略で、鎌倉右大臣のこと
   由比ヶ浜
 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも
 世の中の様子が、こんな風にいつまでも変わらないであってほしいものだ。波打ち際を漕いでゆく漁師の小舟が、
舳先(へさき)にくくった綱で陸から引かれている、ごく普通の情景が切なくいとしい
 ( 百人一首  鎌倉右大臣)