ドイツ・チェコ・オーストリアの旅    1998.04.25~05.09
    ミュンヘン(ドイツ)        05.04~05.05
  ドイツ、バイエルン州ミュンヘンにあるニンフェンブルク宮殿はバイエルン選帝侯の夏の別荘でした。宮殿の内部の各広間には瀟洒な建築が施されており、祝宴広間の高い天井には美しいフレスコ画や緻密に彫刻された机やいすの調度品が数多く並べられている。ダイニングルームにはどこから集めて描いたのか美人オンパレードの肖像画が飾られた部屋もある。庭園はイギリス式で幾何学的な設計で、隅々に芝生が広がり、澄んだ水を溜めた池には、白鳥が、たくさん泳いでいて、池の向こうに建ちならぶ宮殿の建築物が誠に美しい。ゴルフ場を散歩しているように楽しめる所でした。
ミュンヘンにあるドイツ博物館は技術・科学の国立博物館である。ドイツ国内のみならず、世界でもこの分野の博物館として頂点に立つものと云われている。1925年、ドイツを代表する電気技術士オスカー・フォン・ミラーミュンヘンが提唱して、イーザル川の中州の敷地面積5万km2に建設された。農業、鉱業、航空工学から、鉄道、機械、宇宙、エレクトロニクスに至るまで、ドイツの科学技術を若い世代に引き継ぎ、学ばせることを目的とした博物館である。巨大な建物で、展示品目は約1万7千点以上あり、見るだけでも数日掛かると云われている。 
 バイエルン国立歌劇場
  ドイツを代表する歌劇場の一つであり、モーツァルトの『イドメネオ』やワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ラインの黄金』『ワルキューレ』など数々の作品を初演した伝統を持っている。ハンス・フォン・ビューロー、リヒャルト・シュトラウス、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュ、ゲオルク・ショルティ、ヨーゼフ・カイルベルトなど世界で活躍した音楽家がこの歌劇場の音楽監督を務めてきた。特に西ドイツ1970年代から80年代にかけてのヴォルフガング・サヴァリッシュが音楽監督の時代は、常連の客演指揮者カルロス・クライバーらとともに最盛期を築き、活発な録音録画や訪日公演などを行い、日本でも広く好評を得ました。
 マリエン広場
  ミュンヘン市庁舎前の広場はマリエン広場と呼ばれています。マリエン広場(Marienplatz)は、ミュンヘン有数の観光名所で、ミュンヘンの中心となる広場です。その歴史はとても古く、中世にはここで市場が開かれ、当時からにぎわった所で、時には決闘なども行われていました。マリエン広場は、からくり時計で有名な新市庁舎や、旧市庁舎などを含む多くの名所が点在しています。また、マリエン広場周辺は歩行者天国になっており、数々のお店やデパート、カフェ、パブなどが立ち並んでいて、ミュンヘン一の繁華街にもなっています。人気のビアホール「ブロイハウス」もこの街の一角にあります。