〇 勝海舟記念館 (旧・清明文庫)
清明文庫は、海舟没後、海舟の墓所や別荘「洗足軒」の保存、海舟に関する図書の収集・閲覧、講義の開催等を目的として、(財)清明会が昭和8年に開館しました。平成12年に国登録有形文化財に登録され、平成24年に大田区の所有となりました。大田区は、令和元年9月、郷土博物館条例に基づき、総事業費11億円、展示資料購入費2870万円をかけて、鳳凰閣の東側面に併設する形で旧清明文庫を増築し、勝海舟記念館として開館しました。オープニングセレ
モニーにはアメリカ人と国際結婚した勝の三男であった梶梅太郎の末裔で、米国ペンシルベニア州で歴史学准教授として勤めるダグラス・スティフィラー(勝の玄孫)も駆け付けた。 収蔵品は勝直筆の手紙や日記、複数使い分けた印章
袴や大礼服など45点。特に史料関係では、幕府に軍艦建造などを説いた『海防意見書』の草稿、無血開城を巡って福沢諭吉と論争になった「痩せ我慢の説」の往復書簡、咸臨丸の航海日記なども紹介されている。
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