常在寺(じょうざいじ)
常在寺は日蓮宗京都妙覚寺の旧末寺で鷲林山常在寺(しゅうりんざんじょうざいじ)という。斎藤道三肖像画と斎藤義龍肖像画(重要文化財)を所蔵している。本尊は三宝尊。宝徳2年(1450)、美濃国守護代斎藤宗円の子で、土岐家守護代として事実上美濃国を支配していた斎藤妙椿が京都妙覚寺から世尊院日範を招き開山した。その後、戦国時代に入ると、妙覚寺の僧だった長井新左衛門尉とその子斎藤道三が築いた地位を基盤として、美濃国を制する拠点とした寺である。道三は美濃国主となるやこの寺を斉藤家の菩提寺として寺領を与え、保護して発展させた。 |
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