逗子の景勝地   蘆花記念公園
   蘆花記念公園の名称は、小説家徳富蘆花が名越川沿いにあった柳家旅館に投宿して執筆活動を行い現在の郷土資料館のある高台からの眺望を楽しむためにしばしば散歩をしたところから名付けられたと云われています。その道は「蘆花散歩道」と呼ばれ、辻々に「自然と人生」の一節が書かれた立看板が立っています。郷土資料館の建物は、大正元年に横浜の実業家の別邸として建築され、大正6年から徳川宗家第16代当主徳川家達が所有したことがある建物です。敷地の東側にある離れは、家達が孫の家英のために大正5年に増築されたものです。木造平屋建、寄棟造の桟瓦葺きで、八畳間を一直線に連ねる間取りは、海側の眺めを重視してありどの部屋からも逗子湾を眺めることができ、好天の日には、江ノ島の向こうに富士山を遠望することができます館内には、逗子ゆかりの文学作品に関する展示のほか、実際に市内で使われていた調度品などの民俗資料、市内の遺跡から出土した資料などが展示されています。
 系譜
 近所に住んでいるという仲の良さそうなご夫婦、2人で富士山を眺める姿が印象的で写真を収めさせてもらいました
 庭の一角で畑を耕す近所の方々
逗子海岸から望む富士山