鎌倉国宝館前
源実朝歌碑    後鳥羽上皇への恭順の意を表した歌
 関東大震災で倒壊した鶴岡八幡宮の二の鳥居の柱に彫られています(鎌倉国宝館前に建てられています。)。
 青文字の歌は、稲村ケ崎の公園の歌碑にある歌ですが、相模の海を歌った男性的なもので潔さや清らかさが
 伝わってくる歌です


 山はさけ海はあせなむ世なりとも

 君にふた心わがあらめやも


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 大海の磯もとどろに寄する波

 われてくだけてさけて散るかも

 
 
白旗神社

 ~源頼朝像と豊臣秀吉~

白旗神社には源頼朝坐像が安置されていたといわれ、
天正18年(1590)7月、小田原城を開城させた豊臣
秀吉が奥州へ向かう途中、鶴岡八幡宮に詣でて、頼朝
像を撫でながら天下を語ったという逸話が残されています。
丸山稲荷社
 丸山稲荷社は、鶴岡八幡宮本宮の西側の小高い丘(丸山)の上にあり、鶴岡八幡宮境内で最も古い建造物で室町中期のものと伝えられています。当初は、大臣山に祀られていましたが、鶴岡八幡宮造営の際に現在地へ遷されたと伝わります。
そのため、「地主稲荷」とも呼ばれています。
御祭神は、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)。
『鶴岡事書日記』には、応永5年(1398)に初めて檜皮葺で造替されたとの記録が残されています。江戸時代に源実朝を祀る社・柳営社と改称され、19世紀後半になって丸山稲荷社の本殿として現在地に移築されました。2月の初午の日の初午祭では、春の農作業開始の前に、豊作が祈願され、巫女の舞が奉納されます。また、11月8日の火焚祭では、五穀豊穣を感謝し、氏子の無病息災を祈る神事が執り行われ、「鎌倉神楽」が奉納されます。
付録