■ 御田八幡神社 (みたはちまんじんじゃ)
御田八幡神社の歴史は古く、和銅2年(709)、東国鎮護の神として祀られました。この時代は・第43代女帝元明天皇
(天智天皇第4女)が即位し、太安万侶が古事記を完成した時代でした。時は移り、江戸時代初期の元和5年(1619)、僧
快尊によって現社地に社殿が建立されました。その後、大火で1668年の大火で社殿が全焼しましたが、熊本藩第3代藩主細川綱利によって再建されました。 明治7年(1874)に三田八幡神社と改称され、さらに明治30年(1897)に三田の冠称を御田の旧名に復し、御田八幡神社と称されるようになりました。 昭和20年(1945)の東京大空襲で社殿が全焼しましたが、昭和29年(1954)に再建されました。 「三田」の地名は、啓蒙思想家・教育者福沢諭吉が設立した慶応義塾大学を明治元年(1868)に中津藩蔵屋敷跡地に移転して以来、大学の発展とともに全国に名が知れ渡り、三田が始まりのように見受けられますが、御田が元祖ということをご認識されると良いでしょう。
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