浅草浅間神社
■浅草浅間神社

 富士信仰が最も盛んであった江戸時代、富士山参拝は江戸庶民にとって生涯の夢でした。しかし当時は交通事情も悪く、富士山参拝は一大行事でもありました。そうした中、富士山崇敬を目的とした「富士講」が全国各地に結成され、浅間神社の勧請が行われました。富士山山開きの6月1日(現在は7月1日)には、富士参りの出来ない人々が、各地元の浅間神社に参詣しました。そうした富士山遙拝所(ようはいじょ)として浅草にも当社が創建されたのです。 当初は、蔵前の三好町に勧請・分祀(御神霊を頂くこと)され、その後幕府の命により、昔は富士に似た森厳なる小丘であった現在地に移されたとされています
本堂  浅間富士