■ 浅草凌雲閣跡 (雲を凌(しの)ぐほど高いの意)
浅草凌雲閣は、明治23年(1890)浅草公園に建てられました。高さ52m、12階建て、日本初の電動式エレベーターが設置された建物でした。凌雲閣は、当初は大きな話題を呼び、浅草や東京の象徴のひとつになりました。
しかし、次第に来客が減少するようになり、経営的に苦境に立たされるようになります。そして、1923年9月1日の関東大震災によって、凌雲閣は多大な被害を受けました。加えて火災によって、少なくとも 8階部分より上の構造が崩壊してしまいました。 震災前からも、すでに経営的に苦しい状況にあったこともあって、その後 爆破解体が行われ、解体後、その跡地には劇場が建設され、その後また別の劇場、やがては映画館となり、最終的にはパチンコ店が建てられるなど、変遷を重ね、今日に至っています
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